環境負荷の低減:大気環境負荷の低減

基本的な考え方・方針

当社は化学企業として、大気汚染物質であるNOx,SOx,ばいじん排出量及び揮発性有機化合物(VOC)、(一社)日本化学工業協会自主調査対象物質、化学物質排出把握管理促進法(PRTR法)指定物質を含む化学物質排出量の削減に取り組んでいます。排ガスの自主管理値の設定や燃料転換、製造プロセスの改善などを行い、有害物質や汚染物質の排出を最小限に抑え、継続的な削減に取り組むことで、持続可能な社会の実現に貢献します。
事業場ごとの環境負荷の低減に向けた取り組みについては、事業場版CSRレポートをご覧ください。

関連リンク

有害大気汚染物質の排出量削減の取り組み

(一社)日本化学工業協会が指定した有害大気汚染12物質のうち、当社が扱う9物質について、代替物質への転換や回収・リサイクル率の向上に取り組み、削減を図っています。2010年(基準年)から大幅に削減しています。
2021年の有害大気物質(VOC)13.3トンでした。排出量基準年(2010年)排出量33トン未満を目標にしています。

有害大気汚染物質総排出量の推移(VOC)

大気環境負荷低減に向けた取り組み・排出量

SOx、NOxおよびばいじんなどを削減するため、重油からLNGなどへの燃料転換や燃焼法の改善、脱硫・脱硝装置の適切な運転管理、排熱回収による燃料の削減などの対策を継続して実施しています。

排ガス処理装置(伊勢崎事業所)

有害大気汚染物質総排出量の推移(NOx)

有害大気汚染物質総排出量の推移(SOx)

有害大気汚染物質総排出量の推移(ばいじん)

PRTR法及び日化協対象物質

プロセス・設備の改良や排ガス燃焼設備の設置などを行うことにより、排出量の削減を目指します。
PRTR法対象物質および年間排出量の多い物質については事業場ごとに削減計画を立て、重点的に排出量の削減に取り組んでいます。2020年度は国内関係会社で実施した排ガス処理装置改造により大きく削減しました。また、地域住民の皆様や行政とのリスクコミュニケーションを図りながら、相互理解のもとに排出量の削減を進めます。

PRTR法及び日化協対象物質排出量の推移(大気排出)

PRTR法及び日化協対象物質排出量の推移(水域排出)

土壌への排出はありません。