モビリティ関連技術
材料設計技術
機能発現因子や物性制御因子を把握し、機能性を有する材料を設計
粒子設計:粒子の構造や表面状態を制御する技術
高結晶黒鉛粒子の集積構造により、高容量と高速充放電の両立を可能にするカーボン粒子
高結晶黒鉛粒子が球状にランダムに集まり、様々な方向から高速でのリチウムイオンの挿入、脱離が可能
![](/sites/default/files/2022-12/img-rd-mobility-01.png)
黒鉛粒子の電子顕微鏡写真
![](/sites/default/files/2022-12/img-rd-mobility-02.png)
リチウムイオン電池用負極材としての使用例
合金設計:AI解析を駆使したアルミ合金設計技術
Al解析により合金組成、製造プロセスを最適化し、ナノレベルで金属組織を制御
6000系アルミ合金で業界トップレベルの高強度と耐食性の両立を実現
![](/sites/default/files/2022-12/img-rd-mobility-08.png)
Al解析イメージ
![](/sites/default/files/2022-12/img-rd-mobility-09_02.png)
適用製品イメージ 自動車用サスペンション部品
成形加工技術
金属や樹脂を加圧・加熱し目的の形状に加工する技術
鋳造技術:アルミ合金の押出技術
![](/sites/default/files/2022-12/img-rd-mobility-10.png)
ホットトップ連続鋳造(V法)
![](/sites/default/files/2022-12/img-rd-mobility-27.png)
水平連続鋳造(H法)
特徴
- 速い冷却速度
- 押出加工不要
![](/sites/default/files/2022-12/img-rd-mobility-11.png)
押出技術:アルミ合金の製造技術
![](/sites/default/files/2022-12/img-rd-mobility-12.png)
特徴
- 小型から大型材まで対応可能
- 精密な形状が可能
![](/sites/default/files/2022-12/img-rd-mobility-13.png)
鉄道車両材/ヒートシンク
樹脂成型技術
樹脂材料を加圧・加熱し目的の形状に加工する技術
成形:材料を加圧・加熱し目的の形状に加工する技術
樹脂流動性や異種材料の接着・接合技術の融合
熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂、異種材料の接着技術を組み合わせ、インストパネルやバンパー、樹脂製のバックドアなど、小型から大型までの内・外装成形品を提供
![](/sites/default/files/2022-12/img-rd-mobility-14.png)
部品・システム設計技術
機能発現因子や物性制御因子を把握し、部品・システムを設計
デバイス設計:特定の機能・用途を持った部品や装置を設計する技術
高強度樹脂ギア
エンジン内部で使用される樹脂ギアは、樹脂の組成や補強繊維の適正化によりエンジン内部の過酷な環境でも使用に耐えうる耐熱性や強度、寿命を保ち、制音、制振の機能を有する
![](/sites/default/files/2022-12/img-rd-mobility-03.png)
樹脂ギア
![](/sites/default/files/2022-12/img-rd-mobility-04.png)
エンジン内部のバランスシャフトと樹脂ギア
モジュール設計:装置やシステムの構成要素であるモジュールを設計する技術
樹脂製バックドア
樹脂製のバックドアは、部品点数の大幅な低減とともに、構造や素材を最適化することで、鋼板製バックドアに対し30%以上の軽量化と、剛性、強度、外観、耐熱性を実現
![](/sites/default/files/2022-12/img-rd-mobility-05.png)
バックドア樹脂化による効果
アセンブリ技術
複数の材料や部品が組み合わされた構成を組み立てる
部品・システムアセンブリ:自動車部品、蓄電デバイス、電子部品などの部品の組み立ておよびシステムの統合技術
電流センサ
樹脂成形部品と金属部品を嵌合する技術
![](/sites/default/files/2022-12/img-rd-mobility-06.png)
[電流センサーの機能]モータ駆動制御とモータ回生電流の検出
![](/sites/default/files/2022-12/img-rd-mobility-07.png)
[生産ライン]ロボットと搬送機器による全自動ライン