事業を通じたパーパスの実践「Resonac Pride製品・サービス」
パーパスの実践により社会や顧客に貢献する「Resonac Pride製品・サービス」
Resonac Pride 製品・サービスとは、当社事業による「パーパス」と「バリュー」の実践を可視化するための取り組みです。
パーパス「化学の力で社会を変える」実現に向けては、バリューチェーンの川上から川下まで幅広い領域で提供している当社の製品・サービスが、お客さまや社会にどのような価値を、どのくらい提供することができたかを可視化していくことが重要だと考えています。マテリアリティ「イノベーションと事業を通じた共創力&競争力の向上と社会価値の創造」達成のためのKPIと位置づけ、取り組みを進めています。
審査のポイント
認定にあたっては、パーパスに基づき社会を変えることでお客さまや社会に提供した価値や当社が大切にする4つのバリューの発揮の妥当性、製品環境アセスメント・レピュテーションなどのリスク評価、売上計画やシェアなどの将来性・インパクト、世界共通のゴール(SDGs)との関連性などの観点で第三者の視点を入れ評価していきます。
審査のステップ
2023年までは社内で製品・サービスの認定を実施していましたが、2024年からは行政、取引先、投資家や有識者、お客さま、次世代メンバーなど第三者にも入っていただき、客観性・透明性を高めています。
Resonac Pride 製品・サービス認定第1号:川崎プラスチックケミカルリサイクル(KPR)
Resonac Pride 製品・サービスの第一号として、川崎プラスチックケミカルリサイクル(KPR)を認定しました。KPRは、2003年に稼働を開始したガス化ケミカルリサイクルプラントで、使用済みプラスチックを高温でガス化し、分子レベルまで分解して水素とCO2を取り出しています。
認定のポイント(抜粋)
- 製造過程でも化石燃料や化石燃料由来のエネルギーを使わないため、従来のアンモニア製造方法と比較するとGHQ排出量を約80%削減
- 年間約6万トンの使用済みプラスチックをリサイクル(日本のケミカルリサイクルの約20%に相当)
事業を通じたSDGs達成への貢献
循環型社会を目指す共創型化学会社として、SDGsの12番と17番への貢献を当社の企業活動の中心とし、事業・製品を通じた取り組みのゴール、土台に事業基盤を通じて自らが取り組むゴールを下記のように位置づけています。すでに取り組んでいる領域はもちろんのこと、その先の「化学の力で実現したい未来」への貢献を目指します。
SDGs貢献製品
※ 旧選定プロセスで認定された製品・サービス(「SDGs貢献製品」)については、新選定プロセスで再度認定を実施しています。
貢献ストーリー例
2023年に「黒鉛電極」、「銅張積層板・ソルダーレジスト」について貢献ストーリーを作成しました。今後もバリューチェーンを踏まえた、2030年に向けた貢献ストーリーを展開していきます。
- 黒鉛電極:「レゾナックレポート2023」P.60
- ※黒鉛電極のバリューチェンマップは「レゾナックレポート2024」P.54をご覧ください。
- 銅張積層板・ソルダーレジスト:「レゾナックレポート2023」P.61