持続可能な物流
取り組み方針
物流業界では、昨今、大きな構造的変化が起こり、更なる環境負荷の軽減や効率的な輸送が求められ、安定的輸送の実現において、さまざまな課題に直面しています。共創型化学会社として、社内や社会、協力企業との共創により、安定的、持続可能な物流を目指した取り組みを実施していきます。
物流を取り巻く現状と課題
物流は、CO2排出量の削減、人件費・燃料費の高騰、労働力不足による輸送能力低下などの課題に直面しています。特に国内では、トラックドライバー不足による輸送能力の低下は直近の大きな課題として懸念されており、荷主として輸送や荷待ち・荷役の効率化が求められています。国際輸送では、安定物流を脅かす各国間の紛争や米中対立などの地政学的リスクも高まってきています。
主な取り組み
国内の物流課題への取り組みとして、2023年6月、経産省他関連省庁、化学品関連企業、物流企業から成る「フィジカルインターネット実現会議化学品ワーキンググループ(以下、化学品WG)」が設立されました。当社もこの化学品WGに参画し、持続可能な物流の実現に向けた、物流の商慣行の改革、標準化、デジタル化などについて、具体的なアクションプランを策定し、取り組みを進めています。また、2025年4月から施行された新物流効率化法(改正物流法)にて制定された荷主の努力義務を実行していきます。
【具体的な取り組み】
- 1. 自主行動計画の遵守
化学品WGで策定した自主行動計画を遵守します。(荷待ち荷役作業2時間以内に短縮、運送契約の適正化、物流業務の効率化など) - 2. 物流ワーキンググループ全体会議の実施>
当社の物流担当者が集合し、最新の物流動向の情報共有と、ドライバーの作業環境改善や物流効率向上に向けた取り組みについての意見交換をする会議を定期的に開催しています。さらにテーマごとに分科会活動を推進しています。 - 3. パートナー運送事業者(3PL)とのトラックドライバーの労働条件改善に向けた対話
各拠点で主要なパートナー運送事業者を対象に、法令遵守とトラックドライバーの労働条件改善、生産性についての問題意識を共有し、対話する場を設けています。作業の合理化などについてパートナーから要請があった場合は、真摯に協議に応じるとともに、当社からも積極的な改善提案をしています。 (例:接触事故防止のため場内通行ルート整備、ドライバーが担当する作業に関わる安全器具の拡充、荷待ち時間を配慮した集荷時間・場所の設定など) - 4. 国際物流パートナー(貨物利用運送事業者=フォワーダー)の社内共有
国際物流において物流パートナーの情報を全社共有し、各社の強みを活かした物流網を有効的に活用できる取り組みを行います。