知財解析/AI

知財解析

概要

知財解析(IPランドスケープ)とは:
膨大な知財情報から目的に応じた情報を抽出・可視化し、そこから得られた知見を研究開発戦略や経営戦略へ利用する取り組みです。

実績

2023年には当社のSDGsへの取り組みを知財情報から分析し、社外講演を通して当社のSDGsへの高い貢献度をアピールしました。また、本分析を当社研究開発部門の新事業探索活動に利用し、SDGsを意識した新事業の提案を進めております。

今後の方針

『知財解析(IPランドスケープ)』を社内外へ浸透させ、より先端的な手法による情報の提供と、経営層や研究開発部門への積極的な提案・提言を行っていきます。

昭和電工はSDG09「産業と技術革新」SDG13「気候変動」の件数がベンチマーク企業より多い

各社のSDG関連特許の件数比較

AI

概要

当社は、全社横断的な人工知能(AI)利用推進の取り組みの一環として、知的財産分野へのAIの活用に積極的に取り組んでいます。AI活用の展開により、研究効率の向上と他社権利侵害リスクの低減を図るとともに、知的財産業務をより戦略的に進め、企業競争力強化につなげていきます。

実績

施策の進化形として、2019年にSDIへの類似順ソートAI『ai-SRT』の開発、日本IBM(株)との共同開発による特許読解支援システム『ai-PAT』の開発を実施し、社内運用しています。
以降、新規機能の追加、対象国の増加、翻訳対応等を進め、進化したAI活用で作業時間の短縮、事業の加速を推進しています。

今後の方針

現在、生成AIを用いて特許の要約版を作成し、読み込み時間の短縮化を図る試みも進めています。今後も『効率的・効果的に事業判断ができるAIの開発』にも積極的に取り組んでいます。

  • SDI:Selective Dissemination of Information。自社に関連する特許公報を定期的に配信する仕組み。