長期ビジョン

昭和電工は2021年をゴールとした中期経営計画中に、日立化成を買収。成長への舵を切り、2030年に世界トップクラスの機能性化学メーカーを目指すことを宣言しました。2022年1月に昭和電工と日立化成は経営陣を一本化することで実質統合を果たし、パーパスを制定。2月には、2020年12月に発表した長期ビジョンを見直し、共創型化学会社として価値創造の歩みを始めました。
2030年に目指す姿
世界トップクラスの機能性化学メーカーとなるためには、財務/非財務両面でステークホルダーの要求にこたえると共に、当社らしさを発揮していかなければなりません。レゾナックは、サステナビリティを全社戦略の根幹と位置づけ、目指す姿とサステナビリティ重要課題(マテリアリティ)に紐づく施策と非財務目標を定め、取り組みを進めて長期ビジョンの達成を目指します。

統合報告書「RESONAC REPORT 2023」P47長期ビジョンの概略 より抜粋
財務・資本戦略
長期ビジョンにおける2025年数値目標
長期ビジョンにおける2025年数値目標については、世界で戦える会社のエントリーチケットとして、売上高1兆円以上、EBITDAマージン20%以上という規模と収益性を設定しています。万全な収益基盤を構築することを追求し、計数目標をきちんと実現していくことで、企業価値の最大化を実現していきたいと考えています。また、従来から業績評価指標(KPI)として掲げていたROEに代わり、2022年度の長期ビジョン見直し時より、ROICを導入しています。
主要財務指標
統合報告書「RESONAC REPORT 2023」P49財務・資本戦略 より抜粋
サステナビリティの推進
パーパスに基づき「化学の力で社会を変える」ためには、経営の根幹にサステナビリティの概念を据える必要があると考え、執行体制の強化を進めています。その一環として、「サステナビリティビジョン2030」を設定するとともに、サステナビリィ重要課題(マテリアリティ)を特定し、非財務KPIを定めて取り組むことで長期ビジョンの達成につなげています。

統合報告書「RESONAC REPORT 2023」P55サステナビリティの推進 より抜粋