持続可能な社会への貢献と企業価値の最大化
化学には“光”と“影”があります。あらゆるモノづくりの根幹を支える化学産業が、私たちの社会に不可欠な領域であることは間違いありません。一方で、化学は環境汚染や健康被害などの負の側面も併せ持っています。地球のため、未来のために私たちの社会が健全な発展を遂げていく上で、化学の “影”は必ず解決していかなくてはなりません。唯一それができるのは、化学の力です。私たちはこうした強い想いを込めて「化学の力で社会を変える」というパーパス(存在意義)を定めました。
当社がサステナブルな存在であるためには、売上や利益を追求して企業価値を最大化しなくてはなりません。同時にグローバル社会の持続可能な発展に寄与する存在でもあるべきです。これは決して相容れない考え方ではなく、両立できることだというのが私の信念です。当社には間違いなくそのポテンシャルがあります。人材を育成することで無限の可能性を引き出していくことが、経営者である私の使命だと考えています。