レゾナックを知る
変化は、決意を生む。
「化学の力で社会を変える」を掲げ、⽬指す姿は三つある。
「世界で戦える会社」となること。
「持続可能なグローバル社会に貢献する会社」となること。
そして、「国内製造業を代表する共創型人材創出会社」となること。
目標は明確である。あとは決意を力に、実⾏し続けていくのみだ。
私たちの価値観に共感してくれること。それが未来の仲間たちへの期待です。
代表取締役 社長髙橋 秀仁
持続可能な社会への貢献と企業価値の最大化
化学には“光”と“影”があります。あらゆるモノづくりの根幹を支える化学産業が、私たちの社会に不可欠な領域であることは間違いありません。一方で、化学は環境汚染や健康被害などの負の側面も併せ持っています。地球のため、未来のために私たちの社会が健全な発展を遂げていく上で、化学の “影”は必ず解決していかなくてはなりません。唯一それができるのは、化学の力です。私たちはこうした強い想いを込めて「化学の力で社会を変える」というパーパス(存在意義)を定めました。
当社がサステナブルな存在であるためには、売上や利益を追求して企業価値を最大化しなくてはなりません。同時にグローバル社会の持続可能な発展に寄与する存在でもあるべきです。これは決して相容れない考え方ではなく、両立できることだというのが私の信念です。当社には間違いなくそのポテンシャルがあります。人材を育成することで無限の可能性を引き出していくことが、経営者である私の使命だと考えています。
統合新会社のパーパス(存在意義)
化学の力で社会を変える
先端材料パートナーとして時代が求める機能を創出し、グローバル社会の持続可能な発展に貢献する
成長に向けて加速
昭和電⼯マテリアルズ
(旧 ⽇⽴化成)が
昭和電⼯グループの⼀員に
レゾナックとして完全統合
RESONAC
最先端半導体の
高成長を担う
材料メーカーとして、
リーディングポジションを
確立し、
継続的な強い成長力を獲得
「日本発の
世界トップクラスの
機能性化学メーカー」の実現
人材創出企業として世界で通用するプロを育成
当社では「プロフェッショナルとしての成果へのこだわり」「機敏さと柔軟性」「枠を超えるオープンマインド」「未来への先見性と高い倫理観」という4つのバリューを定めています。いずれもシンプルで共感しやすい言葉でしょう。当社で働くすべての人が備えるべき価値観であると同時に、社会人として当たり前の資質と言ってもいいかもしれません。誰だってこの4つのバリューに共感できない人と、一緒に仕事をしたいとは思わないでしょう。このシンプルで分かりやすいバリューこそ、これから入社される皆さんに求める資質です。
私はビジネスパーソンの価値とは、くぐった修羅場の積分値だと考えています。ですから皆さんには、何かの岐路に立ったときはぜひ困難な道を選んでいただきたいのです。それは間違いなく大きな成長となって、自身に返ってくることでしょう。そうした機会を提供することで、皆さんを社会のどこでも通用する人材へと育てていくことを、私はお約束します。
バリュー/私たちが大切にする価値観
プロフェッショナルとしての成果へのこだわり
仕事に情熱と誇りを持つ
実力主義、成果にこだわる
結果、グローバルで認められる一流としての実力を持つ
機敏さと柔軟性
挑戦を称賛し失敗に寛容になる
思考と行動に柔軟性とスピードを持つ
結果、組織としての基本速度をあげる
枠を超えるオープンマインド
互いへの信頼と尊重を示す
オープンに、領域を定めず関わりあう
結果、内外のステークホルダーとの共創を実現する
未来への先見性と高い倫理観
化学と真摯に向き合う
数世代先の未来を見通す先見性を持つ
化学技術への自律した倫理観と全てのステークホルダーに対する誠実さを持つ
「世界で戦える会社」への第一歩
素材を作る事業に強みを持つ「昭和電工」と、素材を組み合わせて機能を生み出す事業に強みを持つ「昭和電工マテリアルズ」。両社がレゾナックとして一つになることで、今まで分断されていたバリューチェーンがつながりました。素材設計から機能製品の開発まで、ワンストップでソリューションを提供できるように進化しています。
私たちはこの強みを最初の変化として、単独では成し得ないユニークな顧客価値を実現。社会の発展にさらに尽力し、売上規模だけでなく、高い価値を付与し続けられる 「世界で戦える会社」となることを目指します。
市場のニーズ
レゾナックがワンストップで提供
原材料
素材設計
機能設計
最終製品
RESONAC
分断されていたフェーズを
レゾナックが⼀⼿に担う
素材を⾰新するレゾナックの力が未来を変える新しい価値の素になる
持続可能なグローバル社会への貢献
今、世界全体で環境・社会課題の解決に向けて、SDGsへの対応が求められています。デジタル基盤やモビリティ、エネルギーなど多様な社会インフラの刷新の必要性が高まる中、化学・素材メーカーによるイノベーションへの期待がいっそう大きくなっています。持続可能な社会を実現するために、化学が果たす役割は大きいと考えます。
私たちは、そうした期待や時代のニーズに化学の力で応えながら、事業を通じてSDGsへ貢献していきます。当社の企業活動の中心を、循環型社会を目指す共創型化学会社としての12番と17番への貢献と位置付けました。事業・製品を通じて貢献するゴールを上の半円に、事業基盤を通じて自らが貢献するゴールを土台におきました。
すでに事業を通じて貢献している領域を超え、その先の「化学の力で実現したい未来」へ貢献していく。そうすることで、「持続可能なグローバル社会に貢献する会社」を目指します。
数字で分かるレゾナック
1兆3,926億円(2022年 連結)
国内44.3%
海外55.7%
従業員数25,803人(2022年 連結)
国内49%
海外51%
海外拠点数106拠点(連結子会社 / 2022年)
1兆3,926億円(2022年 連結) 国内44.3% 海外55.7% 従業員数25,803人(2022年 連結) 国内49% 海外51% 海外拠点数106拠点(連結子会社 / 2022年)
特許
出願数532件 (2022年) 登録数813件 (2022年) SDGs関連特許比率30.5%※特許分析ソフトウェア「PatentSight」のSDGs分類を用いて分析
研究開発費
471億円 (2022年)
設備投資額
1,071億円 (2022年)
KPR(※)での
使用済プラスチックリサイクル量
100万トン突破 (2022年1月)※KPR=Kawasaki Plastic Recycle(川崎事業所でのプラスチックのケミカルリサイクル)
温室効果ガス排出削減
2030年度目標
2013年比30%以上削減
時間外労働
月平均22.1時間(2022年実績)
休暇
年次有給休暇取得日数平均15.1日 有給休暇取得率75.5% (2022年実績)
育休取得率
男性93% 女性100% (2022年実績)