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対象業種大型の輸送機器を製造するメーカー
用途想定鉄道車両、トラックやバス等の商用車、船舶、航空機、宇宙関連
鉄道車両、トラックやバスといった商用車、船舶や航空機、および宇宙関連では、軽量化のため構造材にアルミを採用する事例が増えています。
大型の構造材を得るには構成パーツを溶接することが一般的ですが、アルミの溶接には熟練した技能が求められ、生産性の課題となっています。また溶接体で所望の強度を実現するには、断面の薄肉化に制約があり軽量化の妨げとなっています。
当社のアルミ押出材の3次元曲げ加工では、大型の構造体を一体成形できます。大型の構造体を溶接レスで形成できるので生産性が高く、強度を損なわず軽量化を実現します。
大型構造体に対応できるアルミ押出材の3次元曲げ加工
溶接では熱影響部で強度が低下し、例えばMIG(Metal Inert Gas Welding)溶接では継手効率は一般的に0.7程度と言われています。
表1と図1に、外径形状60 mm×120 mm、製品長さ2,400 mmの大型構造体で、MIG溶接品と曲げ加工品が同等の強度を実現するのに必要な肉厚とその重量の試算結果を示します。 曲げ加工品は、MIG溶接品の断面肉厚と比べ37%の薄肉化でき、その結果35%軽量化できることがわかりました。
最大断面積200 mm×200 mm 、最長6,000 mの大型に対応できます。
当社の曲げ加工では、曲げ部の断面変形や肉厚変化を抑えられます。そのため様々な異形断面で、設計通りの強度を実現します。
更新日:2025年3月27日
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