インテリジェンス活動

レゾナックのインテリジェンス活動

インテリジェンス活動として主に以下の6つの業務を実施しています。
【監視】【調査】【IPランドスケープ】は事業部各組織、研究所等と連携しながらすすめており、事業戦略・R&D戦略に貢献するアウトプットを目指しています。
また、より良い迅速かつ適切なアウトプットを提供するべく、【AI活用】【データベース/ツール】【社内教育・セミナー】を合わせて計画・実施することで、活動全体のレベルアップを図っています。
当社は、インテリジェンス活動の専門部隊を設置しており、全社の開発テーマや事業活動を把握し、適切な情報提供を行うことでサポートしています。提供する情報は特許情報や技術文献(論文)といった知財情報だけでなく、ニュース、グラント(助成金)情報等、様々な情報を扱います。“レゾナックのCIA(Central Intelligence Agency)”として、信頼性の高い調査・解析を提供していきます。

特許監視(監視・調査)

監視体制の拡充や、適切な知財調査によって、知財リスクの低減を図るとともに、事業の展開・創造と、効率的で強い知的財産権の創出・防御・活用を実現し、当社の知的財産の価値を高めることを目指しています。テーマの状況や知財戦略に応じた、持続可能な監視体制を構築し、適切に知財調査を行うことで、知財リスクの最小化を推進しています。
これまで、当社では知財監視システム及び運用を改善することにより、事業や研究開発テーマの状況や特許戦略に合わせた、監視体制を構築してきました。監視体制はプロジェクト共有機能を用い、所属メンバー全員が同一画面で監視できる体制を整えています。
特に昨今の中国の知財状況を重要視しており、中国一部のテーマは、中国現地での監視体制の構築もしており、網羅性を考慮したグローバルな監視体制の構築にも勤めています。
さらに、開発者が効率的に監視できるようにAI活用も積極的に取り入れています。
そして、監視の状況が可視化できるようなダッシュボード化にも取り組んでいます。
今後も知財リスクに対する施策を社内に広く浸透させ、リスクマネジメントの向上と、その充実により知財リスクの最小化を目指します。強力で持続可能な監視体制の構築を目指していきます。

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知財解析(IPランドスケープ)

当社の知財解析(IPランドスケープ)は、1) 研究開発サイクルに沿って、事業担当者・研究者と協議し、その成果を経営者や事業責任者に伝えるケース、2) コーポレート部門と連携し、全社戦略を分析しながら、経営者や事業責任者に伝えるケースがあります。
1) で主に実施している知財解析(IPランドスケープ)は①トレンド把握、②新用途探索、③他社の動向の3つに大別されます。
各事業の状況に応じて、適した知財解析(IPランドスケープ)を実施することで、各セグメントを強化し、ポートフォリオ経営を適切にサポートしています。

 

 

2) で主に実施している知財解析(IPランドスケープ)としては、統合報告書のインテリジェンスデータや、SDGs関連の保有特許の状況などを定期的に分析し、社内の現状の取り組みを可視化し、社内外に公開しています。

マテリアルズ・インフォマティクスに関する保有特許の価値(競合他社との比較)

次世代半導体パッケージに関する保有特許の価値(競合他社との比較)

  • LexisNexis社の特許データベースを用いた有効特許に対する評価であり、PAIは、各特許の技術的価値(Technology Relevance)と市場的価値(Market Coverage)を基に算出

当社では知財解析(IPランドスケープ)を1)、2)を含めて広義に定義していることもあり、全社を通じて毎年100件以上実施しています。
研究開発に限らず、営業活動やマーケティング活動にも知財解析(IPランドスケープ)を利用しはじめており、将来的には社内の様々な意思決定に利用していきたいと考えています。そのため、簡単な知財解析(IPランドスケープ)は全社員ができるように、調査・解析データベースを用意し、教育・啓もうしています。

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AI活用

当社は、全社横断的な人工知能(AI)利用推進の取り組みの一環として、知的財産分野へのAIの活用に積極的に取り組んでいます。AI活用の展開により、研究効率の向上と他社権利侵害リスクの低減を図るとともに、知的財産業務をより戦略的に進め、企業競争力強化につなげていきます。
施策の進化形として、2019年にSDI※への類似順ソートAI『ai-SRT』の自社開発、日本IBM(株)との共同開発による特許可読性向上システム『ai-PAT』の開発を実施し、社内運用しています。以降、新規機能の追加、対象国の増加、翻訳対応等を進め、進化したAI活用で作業時間の短縮、事業の加速を推進しています。
さらに、生成AIを用いて特許の要約版を作成し、読み込み時間の短縮化を図る『Chat IP』も運用しています。
今後も自社開発、共同開発、商用AIツールの導入など、最新かつ先端的なAI活用に向けて積極的に取り組んでいきます。

  • SDI:Selective Dissemination of Information。自社に関連する特許公報を定期的に配信する仕組み。

データベース/ツール

より効率的、かつ、効果的なインテリジェンス活動を実践していくにあたり、弊社では最適、かつ、先進的なデータベース/ツールを積極的に導入・検討していきます。特許情報だけでなく、技術文献(論文)、ニュース、グラント(助成金)情報等、様々なデータを扱います。各種ベンダーと密に連携をとりながら、データの進化に目を配り、導入に向けて積極的に検証し、優良な情報によってインテリジェンス活動を推進していきます。

社内教育・セミナー

当社では、知的財産の重要性を全社に浸透させるべく、定期的に社内教育・セミナーを開催しています。 インテリジェンス活動では、【監視】【調査】の重要性を浸透させるために、年間の監視状況の報告、世の中の知財状況の共有、調査データベースやツールのアップデートや利用方法を周知しています。【IPランドスケープ】【AI活用】は定期的に社内での事例を紹介し、横展開を図っています。新人教育の研修も積極的に実施しており、社内の知財マインド醸成を図っていきます。

インテリジェンス人材に求めている特性

当社のインテリジェンス活動の専門部隊は、“レゾナックのCIA(Central Intelligence Agency)”として、全社横断的に活躍しています。
社内の事業担当者・研究者や、各部門と幅広く、様々な専門家と連携しますので、社内の様々な業務に携わることができます。
社内だけでなく、社外との交流も積極的に実施してます。幅広い業務で幅広い方々と交流をしながら業務を進めたい方はお勧めの業種です。