共創の舞台

施設概要

共創の舞台は、レゾナックのパーパス実現に向けて、長期R&Dを推進し、社内外の多様な関係者との共創を促進する拠点です。
材料科学解析センター、計算情報科学研究センター、共創の舞台(組織)といった全社R&Dを支える組織に加え、後工程向け半導体材料開発を担うエレクトロニクス事業本部開発センターや生産プロセス・設備技術を担う生産技術統括部が集結しています。研究・解析・計算・事業・量産検討・設計の機能が近接連携していることにより、課題の共有や検討の精度とスピードが高まり、レゾナックの競争力強化に貢献します。
横浜から国内外へ開かれた“場”として、レゾナック全体の研究開発を加速する役割を担っています。

 

主要なR&D機能

計算情報科学研究センター

計算科学・情報科学を活用し、全社の研究開発と研究DXを牽引する組織です。ミクロスケールの分子・材料設計から、マクロスケールの構造・流体シミュレーション、AI・Materials Informatics(MI)によるデータ活用までを一体的に実施し、複雑な現象を仮想空間で予測・可視化します。
多様な計算技術を組み合わせ、原理原則の解明に加え研究初期から有効な設計指針を提示し、検討領域の最適化や研究開発工程の効率化を推進します。画像解析、予測モデル開発による品質改善・プロセス最適化に加え、生成AIや電子実験ノートやデータベース構築など研究DX基盤の整備を行い、社内の技術領域と連携し開発の高度化を加速します。
 
提供価値

計算科学による原理解明、検討領域の絞り込みによる試作・評価負荷の低減、材料・プロセス設計の高度化、データ活用・モデル化による開発判断の迅速化と研究DXの実装・定着

取り扱う領域

分子・材料設計、構造・流体解析、界面反応・複雑系のメカニズム解析、生産条件・装置条件の最適化、材料探索AI・マテリアルズインフォマティクス、生成AI・データ基盤を活用した研究DX

共創の舞台

中長期研究と新規事業の探索を推進する組織です。社内外からアイデアを募集し、社会課題を起点にテーマの種を見出し、検証を重ねながら事業化の可能性を育てています。
並行して、カーボンリサイクルや宇宙材料、色覚多様性に配慮したソリューションなど、中長期視点のテーマにも取り組んでいます。また、社内向けの試作・開発プロセスの高度化を目的に、デジタル技術を活用した自動化・データドリブンな開発環境を提供し、研究効率の向上を支援します。
未来志向の研究と開発効率化の両輪で、将来を見据えた新たな事業機会の創出を後押しします。
 
提供価値

事業化テーマ創出、開発効率化、WILL起点の中長期研究の活性化

取り扱う領域

自動化・スマート化、カーボンリサイクル、宇宙向け半導体・高耐久材料、新規事業探索

 

材料科学解析センター

全社の研究開発を支える分析・解析の専門組織です。レゾナックが有する分析・解析技術を高度化するとともに、ナノ・原子レベルの構造や組成を精密に捉え、現象メカニズムを解明し、品質不具合や特性向上の技術課題を解決することで、新たな付加価値を提案します。
また、分析依頼に対して測定結果を提供するだけにとどまらず、研究開発や製造の現場に寄り添い、材料・プロセスへの理解を深めたうえで、モノづくりの視点に立った課題解決策を提案します。
分析・解析を起点とした共創を通じて、製品の技術進化や新製品開発、事業拡大などに貢献しています。


提供価値

技術課題の現象メカニズム解明、顧客認定に必要な材料評価、品質不具合・コスト最適化などの製造課題解決、全社的R&D加速

取り扱う領域

無機分析、有機分析、構造解析、状態解析、電池材料評価、金属材料評価など

共創の舞台の主な活動テーマ例

プラスチックリサイクル

プラスチックリサイクルを取り巻く環境は近年激変し、「プラ-to-プラ」の炭素資源循環リサイクル、特にバージン材同等プラスチックを再生できる循環型ケミカルリサイクルへの期待が高まっています。社会を支える基礎化学製品の「原料・製法転換」「炭素資源循環」を目的に、廃プラスチック-to-オレフィン技術の開発に挑戦します。

ナフサ→エチレン、プロピレン、BTXなど(基礎化学原料)→PE、PP、PSなど樹脂製品(プラスチック)→容器包装など(廃プラスチック)→焼却によるCO2を排出せず、エチレン、プロピレン、BTXなど(基礎化学原料)に戻す“廃プラスチック-to-基礎化学原料化”技術を開発

新規事業創出に向けた取り組み(ONSTAGE)

社内外から広くアイデアや挑戦を募り、研究・技術の知見や個人のWILLを起点に新たな事業テーマの探索を行う新規事業創出に向けた取り組みです。仮説検証を重ねながら、試作や顧客検証までを視野に入れた挑戦を促進し、将来の事業化につながる可能性を探索しています。
https://www.resonac.com/jp/news/2026/02/06/3723.html

onstagelogo

シンボルマーク

シンボルマーク

共創の舞台のシンボルマークは、異なる技術や専門性が交わり、新たな価値を生み出していく姿を、「共」の文字をモチーフに表現しています。
形を固定しすぎないデザインは、完成をゴールとせず、試行錯誤を重ねながら更新され続ける研究開発の姿勢と可能性を示しています。
また、有機的なフォルムと、それを支える規則的な構造は、サイエンスとエンジニアリングが一体となって進む、共創の舞台ならではの取り組みを象徴しています。