UL規格
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UL
Underwriters Laboratories Inc. ("UL")は、民間の試験機関であり、アメリカで最も広く認められた機関です。
ULは、1894年にシカゴにおいて設立され、アメリカのデラウェア州の法律に基づき、人体と財産に影響を与えるような危険に関連して、材料、器具、機器、設備、構造、手法、およびシステムの調査を行うための試験所を管理、運営する機関として許可を受け、プラスチック材料の登録制度を1967年に、世界で最初に開始した、アメリカの代表的な安全に関する試験機関です。
UL認定状況の詳細については、ULホームページよりUL Product iQでご確認ください。
主な特性値 File No. E80148
- ※ アンクラッドの特性値であり、板厚によって異なる場合があります。上記の特性(TI、HWI、HAI、HVTR)は代表する厚み(1.6mm、他)の値を示します。
ホットワイヤー発火特性レベル分類
高電圧アークトラッキング速度特性レベル分類
高電流アーク発火特性レベル分類
比較トラッキング指数特性レベル分類
MCIL認定条件 File No. E80148
認定条件は板厚によって異なる場合があります。
- ※1 230℃、40分+250℃、40秒+260℃、20秒
- ※2 230℃、60分+260℃、2分+260℃、20秒
- ※3 230℃、40分+250℃、2分+288℃、30秒
MCILとは・・・
MCIL(Metal Clad Industrial Laminates:旧CCIL)プログラムは、プリント配線板条件でのUL認定を材料メーカが取得できる制度です。
プリント配線板メーカが、この認定を取得している材料を用いてUL申請を行う場合、次の条件を満足していれば簡略化した内容でのUL認定取得が可能になります。
- (1) プリント配線板メーカは、その製造工程等が既にUL認定を受けていること。
- (2) プリント配線板メーカは、申請する材料(MCIL認定品)と同一ANSIグレードの材料で既に認定取得していること。
更に、その条件が申請材料のMCIL認定範囲内で使用されること。
BS規格
British Standard Institution ("BSI")は、ヨーロッパにおいて安全規格の関連業務が最も進んでいる国の一つであるイギリスにあって、安全規格あるいは製品安全についての中枢をなす安全規格制定機関であり、また、安全規格に基づく製品安全に関する証明機関および試験機関です。
AV機器に使用されるプリント配線板の基材は、BSEN60065で要求される燃焼性試験に合格することが規定されています。
BS規格
電気用品安全法(CMJ登録制度)
日本の電気製品の安全規格は1916年(大正5年)に電気用品試験規則(逓信省令)として発足し、1961年(昭和36年)に“電気用品の製造・販売などを規制することにより、粗悪な電気用品による危険および障害の発生を防止する”ことを目的に、電気用品取締法として法制化され、2001年(平成13年)4月1日には「電気用品取締法」の名称が「電気用品安全法」に改称されました。
プラスチック材料の登録制度については、電気機器および部品として使用されるプラスチック材料試験の重複の回避などを目的に、1990年(平成2年)8月から“電気用品部品・材料任意登録制度”を発足させ、“電気用品に使用される外郭用合成樹脂材料の水平燃焼試験方法および登録制度”を同時に開始し、その後、1992年(平成4年)10月に“電気用品に使用される印刷回路用積層板の垂直燃焼試験方法および登録制度”がまとまりました。この制度は、外国との相互承認を考慮して、年1回の工場調査制度(ISO9000s, ISO/IEC GUIDE53)を取り入れています。本制度を導入し、登録データを利用することにより、最終製品の型式試験の大幅な合理化が可能になると共に設計等の製造の段階で安全性を確保することが容易になりました。
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