MCL-I-671

ポリイミド多層材料

製品基本情報

製品概要

  • 製品形態
    CCL
    MCL-I-671
    プリプレグ
    GIA-671N
  • 用途
    • 大型コンピューター、スーパーコンピューター
    • 半導体検査装置、バーンインボード
    • フレックスリジッドPWB(ノーフロープリプレグ)

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特長

  • 高Tg(200 ℃以上:TMA法)でスルーホール信頼性が高い材料です。
  • 低温硬化タイプのため、FR-4と同一条件(175 ℃、90分)での多層化成形が可能です。
  • 一般的なポリイミド樹脂硬化剤MDA(メチレンジアニリン)を使用していません。(Non-MDA Resin System)
  • プリプレグは樹脂流れ制御技術により、ハイフローからノーフローまで対応可能です。

一般仕様

比誘電率の周波数依存性

(t0.8 mm)

誘電正接の周波数依存性

(t0.8 mm)

  • 比誘電率および誘電正接はトリプレートストリップライン共振器法により測定しています。

バーコール硬度

吸水率

PCT処理条件:121 °C 0.22 MPa (t0.8 mm)

熱衝撃試験MIL-STD-202 Method 107E

曲げ強度

多層用銅張積層板

(t0.8 mm)

試験項目 処理条件 ※3 単位 実測値 参考規格
(IPC-TM-650)
MCL-I-671
ガラス転移温度 Tg TMA法 A 200~213 2.4.24
DMA法 A 230~245
熱膨張係数 ※1 X(30~120 ℃) A ppm/℃ 12~15
Y(30~120 ℃) 12~16
Z (<Tg) A 50~80 2.4.24
(>Tg) A 200~300
はんだ耐熱性(260 ℃) A 300以上
T-260(銅なし) A 60以上 2.4.24.1
T-288(銅なし) 15以上
熱分解温度(TGA法、5 %重量減少) A 330~350 2.3.40
銅箔引きはがし強さ (18 µm) 20 ℃ A kN/m 1.3~1.5 2.4.8
180 ℃ 1.0~1.2
曲げ弾性率(たて方向) A GPa 24~26 2.4.4
比誘電率 1MHz A 4.2~4.4 2.5.5.9
1GHz ※2 4.1~4.3 JPCA TM-001
誘電正接 1MHz A 0.0110~0.0130 2.5.5.9
1 GHz ※2 0.0130~0.0150 JPCA TM-001
体積抵抗率 C-96/40/90 Ω・cm 1×1014~1×1016 2.5.17
表面抵抗 C-96/40/90 Ω 1×1013~1×1015
絶縁抵抗 A Ω 1×1014~1×1016
D-2/100 1×1012~1×1014
  • ※1 昇温速度:10 ℃/min
  • ※2 トリプレートストリップライン共振器法によります。
  • ※3 「処理条件の読み方」PDFを開く 参照
  • 上記値は実測値であり、保証値ではありません。

一般仕様

多層用銅張積層板

品番 タイプ名 標準銅箔厚さ 呼び名(呼称) 基材厚
MCL-I-671 12 µm
18 µm
35 µm
70 µm
0.06 0.06 mm
0.1 0.10 mm
0.2 0.20 mm
0.3 0.30 mm
0.4 0.40 mm
0.8 0.80 mm
1.0 1.00 mm
1.2 1.20 mm
1.6 1.60 mm
  • ※1 厚さは絶縁層の厚さを示します。厚さ0.8 mm以上は全体厚さ(銅箔厚さを含む)を示します。

プリプレグ

品番 タイプ名 ガラスクロス プリプレグ特性 用途
IPC
スタイル
樹脂分
(%)
成形厚さ ※1
(mm)
GIA-671N (T) 0.03 106 72±3 0.059 一般多層PWB
0.05 1080 65±3 0.087
0.1 2116 54±3 0.134
(N) 0.03 106 68±3 0.047 フレックスリジッド PWB
0.05 1080 59±3 0.072
(F) 0.05 1080 74±3 0.111 金属コア充填用
参考規格(IPC-TM-650) 2.3.16
  • ※1 成形厚さは、樹脂流れを0%と仮定した場合のプリプレグ1枚当たりの厚さです。この値はプレス条件や内層パターンにより変わります。

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