アスコルビン酸PM/アスコルビン酸PS

化粧品表示名称:リン酸アスコルビルMg/アスコルビルリン酸Na

製品基本情報

製品概要

アスコルビン酸PM(リン酸アスコルビルMg、APM)/アスコルビン酸PS(アスコルビルリン酸Na、APS)は化学的に高い安定性を有する水溶性ビタミンC誘導体です。

お問い合わせ

メリット

  • 化粧品用途/医薬部外品の主剤(有効成分:日焼けによるシミ・そばかすを防ぐ)として配合可能
  • 添加剤(機能:抗酸化剤)として配合可能(APM)
  • シミ・スポッツケア ・アンチエイジング効果
  • 体内で加水分解によりアスコルビン酸に変換されることで、幅広い生理活性機能を実現
  • コラーゲン生産を促進

用途

  • スキンケア(抗酸化・メラニン産生抑制・ニキビケア)
  • ヘアケア(塩素除去)

製品の特性

水溶液中での高い安定性

右図は、APM・APSの水溶液中での安定性をアスコルビン酸(AsA)と比較した結果です。

各物質の1%水溶液を60℃で保存したところ、AsAは1週間でほとんどが消失しました(○)。

これに対しAPM( )、APS(●)では、二週間経過後も90%以上の残存が認められました。

アスコルビン酸PM/PSの作用メカニズム

右図は、APM・APSの水溶液中での安定性をアスコルビン酸(AsA)と比較した結果です。

皮膚に浸透したアスコルビン酸誘導体は生体内酵素の作用により生理活性型のAsAへと変換されます。

APM・APSにはホスファターゼが、その他誘導体には他の加水分解酵素(グルコシダーゼ、エステラーゼ等)が作用します。

皮膚内では他の加水分解酵素に比べ、リン酸加水分解酵素のほうが効率的に作用しAsAへの変換を進めるため、リン酸エステル体のAPM・APSの方がより多くのAsAを供与することができ、結果として様々な高い効果効能を示すことができるのです。

メラニン産生抑制作用

ヒト皮膚モデルでの実験(in vitro)

方法:

  • 6% APMをリン酸緩衝液(PBS)に溶解したものをヒト3次元培養皮膚モデルに塗布し14日間培養
  • N=3

結果:

APMの添加により3次元培養皮膚におけるメラニン生産量が減少しました。

お問い合わせ