自律した働き方を促進し、企業価値向上を目指す
髙橋CEO年頭挨拶
2025年01月06日
株式会社レゾナック・ホールディングス
株式会社レゾナック・ホールディングスならびに株式会社レゾナック(いずれも社長:髙橋秀仁、以下、当社)は、誕生から2周年を迎えました。代表取締役社長・CEOの髙橋は、年頭挨拶において従業員に「レゾナックが存在しなければ実現できなかった、と言われるような会社にしていく」と決意を語り、「自律した働き方で成果を出していこう」と呼びかけました。
●年頭挨拶(要旨)
レゾナックが目指す姿は、「日本発の世界トップクラスの機能性化学メーカー」です。その通過点として、現時点を「半導体材料を中核とする機能性化学メーカー」と位置づけています。目指す姿の実現のため、全社で取り組む重点施策として、経営上のチェックポイントを新たに8つ定めました。それは①「半導体材料での市場シェア拡大と競争力強化」②「ポートフォリオマネジメント強化」③「オープンイノベーションと研究開発の強化」④「業務プロセスの変革」⑤「事故災害ゼロ」⑥「サステナビリティ、持続的な成長と企業価値向上」⑦「共創型人材の創出と育成」⑧「企業文化の醸成と従業員のエンゲージメント向上」です。
レゾナックは、引き続き半導体事業に集中投資していきます。特に需要が旺盛なAI向け半導体を中心とした成長事業で技術を磨き、収益力を上げていくことが狙いです。投資の一例として、今年シリコンバレーに拠点を置く次世代半導体パッケージのコンソーシアム「US-JOINT」を開設する予定です。
そして、当社が稼ぐ力を身に着け、長期的に成長するため、継続的な事業ポートフォリオの見直しにより、更なるポートフォリオ経営の高度化を目指していきます。
研究開発においては「作る化学」「混ぜる化学」「考える化学」、これらの機能を持つ近隣拠点間の連携を強化していきます。注力施策の一つが、小山事業所にあるパワーモジュールインテグレーションセンターでの取り組みで、25年はお客様との共同評価も進めていきます。
また、昨年の年頭挨拶でも述べた「やめることを決める」は今年も継続し、経営幹部と現場が一体となり業務のムダを見直して、業務プロセス変革を実現する組織風土を構築します。目標を数値で見える化し、グループ一体となって前進します。
サステナビリティでは喫緊の課題であるカーボンニュートラルに向けて、現在計画している削減施策を実行します。施策積み上げにより自社からの排出量は、2030年に掲げている目標値の達成が見えてきました。私たちのパーパス「化学の力で社会を変える」ために、時代が求める機能を創出していくことが必要です。カーボンニュートラルに関連する技術や事業は、まさに時代が求めている機能であることと改めて認識し、カーボンニュートラル社会に向けた技術開発にも取り組んでいきましょう。
人材や組織文化の醸成において、各職場でパーパス・バリューを実践するさまざまな取り組みが広がっています。今年はこれまでよりも一歩進んで「バリューを意識した共創の実践」を目指していきます。
私は自らのキャリアは会社が決めるのではなく、自分で創っていくものと考えています。そのため、従業員のみなさんが自律的に成長するための環境を提供します。ぜひ会社のさまざまな仕組みを利用しながら、自分の価値を高めていってください。それがレゾナックの企業価値向上にそのままつながると、私は考えています。
最後に、私のゴールは、「これってレゾナックがいなかったらできなかった」と言われる会社になること、「レゾナックの登場を機に、日本の会社の経営って変わった」と言われること、つまり「ビフォーレゾナック、アフターレゾナック」になることです。従業員のみなさん、バリューを前向きに実践し、社内外での共創に取り組み、会社をともに変革していきましょう。そして、会社に依存せず、自律した働き方で成果を出していきましょう。
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