Enthought社のMI推進プログラム参加対象を拡大

~材料開発の効率向上により、迅速な新製品提供を目指す~

2024年08月20日
株式会社レゾナック・ホールディングス

株式会社レゾナック(社長:髙橋秀仁、以下、当社)は、米国のDX支援スタートアップEnthought社と連携して進めていた、マテリアルズ・インフォマティクス(MI)推進プログラムの対象を拡大しました。計算・情報科学を専門とするデータサイエンティストだけでなく、材料開発の研究者にまで拡大することで、材料開発の効率向上を図り、迅速な新製品提供を目指します。

材料開発の分野においては、機械学習、人工知能(AI)などを活用し、材料開発を効率化するMIにより、開発期間の短縮や開発コストの低減などが見込まれることから、MIには大きな期待が寄せられています。
 当社では、2023年よりデータサイエンティストがEnthought社のMI推進プログラムに参加しています。参加者は、MIを熟知したトレーナーの下、材料開発における最先端の機械学習、AIスキルを身に付けるとともに、プロジェクトの計画、プロトタイプの開発、取り組みの発表などの実地経験を積み、さらに、効率的な意思決定を学ぶなど、データサイエンティストとしての能力を向上させてきました*。
 参加者は、本プログラムを通して、予測モデルを活用した材料設計や、自然言語処理ツールにより文献からデータ抽出し作成したトレーニングデータセット、ディープラーニングにより画像検査する品質管理システムなどを実現しています。
 当社は、このような大きな成果を得たことから、既に参加者数を倍増しており、2024年には、2023年開始時の3倍の参加者数にする計画です。

当社は、今後もデータサイエンティストの能力向上に努め、MIによる材料開発の効率化を図り、時代が求める機能をいち早く創出し、化学の力でグローバル社会の持続的な発展に貢献します。

当連携について、Enthought社のリリースにて紹介されました。
https://enthought.jp/news/resonac-selects-enthought-materials-informati…

* 2023年2月9日発表「Enthought社とのマテリアルズ・インフォマティクス推進プログラム開始」 https://www.resonac.com/jp/news/2023/02/09/2337.html

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