リチウムイオン電池用負極材に関する4件の特許維持が決定

2023年07月26日
株式会社レゾナック・ホールディングス

株式会社レゾナック(社長:髙橋秀仁、以下「当社」)は、第三者から異議申し立てを受けていたリチウムイオン電池用負極材に関する日本国特許4件(特許第6888722 号、特許第 6888723 号、特許第 6897707 号、特許第 6922927 号)が、特許庁の審理により本年3月17日に有効と判断されたことをお知らせします。

 

近年、自動車業界においては、カーボンニュートラルなどの環境問題へ対応するため、xEV化が進んでいます。今回の4件の特許は、負極材の粒子形状や粒子サイズなど、ハイブリッド自動車に搭載されているリチウムイオン電池用負極材に関するもので、電気抵抗を低減することにより、大きな電流を通せるようにし、リチウムイオン電池に必要な大電流での充放電を実現可能にする技術のひとつです。当社は、国内外において負極材技術に係る発明の特許を継続的に出願し、強固な特許網の構築に努めています。

 

今回の4件の特許は、2021年に取得しましたが、同年12月および2022年1月に第三者から異議申し立てがあり、特許の取消理由通知を特許庁から受領しました。これに対して当社は意見書の提出と訂正を請求しておりました。特許庁にて審理された結果、当社の主張が認められ、このたび特許維持の決定が下されました。

 

当社は、今後も事業戦略に沿った特許の出願と権利化を行い、知的財産権を法的に保護することで健全な競争を促すとともに、当社技術の価値を高めてまいります。

 

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