日マレーシア官民対話でサプライチェーン強靱化の取り組みを紹介

2023年04月06日
株式会社レゾナック・ホールディングス

株式会社レゾナック(社長:髙橋秀仁)は、2023年4月3日にマレーシア クアラルンプールで開催された「日マレーシア官民産業政策対話(Japan-Malaysia Public Private Industrial Policy Dialogue)」に参加し、半導体材料におけるサプライチェーン強靭化の取り組みを紹介しました。

日マレーシア官民産業政策対話は、2022年1月に公表された「アジア未来投資イニシアティブ」の具体化へ向けた取り組みとして、経済産業省およびマレーシア国際貿易産業省が共催したものです。今回は、サプライチェーン強靱化等の取り組み事例紹介と意見交換が行われました。
 経済産業省は、インド太平洋地域サプライチェーン強靱化事業(令和3年度補正 海外市場調査等事業費補助金)を推進しており、当社はこの補助金を活用し、サプライチェーン情報の可視化、一元管理化に取り組んできたことから、本会合において当社の事例を紹介しました。

当社グループからは、株式会社レゾナック エレクトロニクス事業本部グローバルSCMセンター 副センター長の井深 栄治およびResonac Materials Malaysia Sdn. Bhd. Managing Directorの池内 孝敏が登壇し、環境問題や昨今の生産・物流の制約、地政学リスクなど多様な問題を抱える中、半導体材料のサプライチェーン強靭化が重要であることを説明しました。そして、強靭化のためにレゾナックが推進する、原材料サプライヤーからお客さまに至るサプライチェーン情報を一元管理するデータベース構築の取り組みを紹介しました。
 また、当社はマレーシア国際貿易産業省に対し、クアラルンプール、ペナン、ジョホールなど、当社が拠点を構える地域での高度な技術・知識を持つ意欲的な人材確保、環境対応への取り組み支援や助言などサプライチェーンマネジメント強靭化に必要な施策に対しての協力を依頼しました。

 

会合の様子
会合の様子

 

出席者による集合写真
出席者による集合写真

 

なお、翌4月4日には、経済産業省通商政策局の視察団がResonac Materials Malaysia Sdn. Bhd. のセランゴール工場を訪問し、封止材の製造現場やR&Dセンターなどを視察されました。経済産業省通商政策局の桐山通商交渉官より視察後、「複雑化するサプライチェーンリスクに関する日本企業の取り組みを紹介いただきありがとうございました。」とコメントをいただきました。

 

視察の様子
視察の様子

 

視察団との集合写真
視察団との集合写真

レゾナックグループは、特定重要物資である半導体材料を扱う製造メーカーとして製品の安定供給と産業の振興に協力し、東南アジア地域のサプライチェーン可視化・高度化に取り組んでまいります。

*ポストコロナを見据えたアジアでの経済協力の方向性を示す新たなイニシアティブとして、経済産業省が発表したもの。

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