事業戦略ー化学品

製品ラインナップ・社会との関わり

製品ラインナップ

 

この事業の強み(Resonac Pride 製品・サービス)

川崎プラスチックリサイクル

使用済みプラスチック由来原料の割合
GHG排出量の削減率
経済価値への転換

KPR

化学品事業の中長期ビジョン

人とまちの未来を支える責任と誇りを胸に、地球環境と調和したモノづくりを追求します。共創と技術革新を通じて都市型ケミカルパークの先進モデルを確立し、世界へ発信していきます。

長期ビジョン実現に向けた化学品事業の戦略

これまでの成果課題フェーズ2に向けた重点施策
  • 人々の生活を支える"基盤事業"としての責任を再定義し、事業運営を転換。省エネ・価格是正・操業改善を進め、収益力と安定供給の回復を最重要課題として取り組んだ
  • 長期視点で設備管理・投資の最適化、現場力底上げ・業務効率化を推進し、社会インフラを支える製品群の安定供給という役割を着実に果たす基盤を整えた。2025年は、①使用済みプラスチックと繊維由来100%の水素のみを原料として低炭素アンモニアを製造する*こと、②自家発電設備の都市ガス・水素への燃料転換でGHG排出量を削減することを決定した
  • 事業部内に「GX戦略推進部」を新設し、2050年のCN(カーボンニュートラル)に向けて脱炭素変革を軸に資源を無駄なく循環させる事業モデルが策定可能な体制を構築した
  • 脱炭素・資源循環への対応力強化
    さらにGHG排出量を削減するための施策を進めるとともに製品に付加する環境価値を拡大していく
  • 基礎化学品事業の構造課題への対応
    原燃料コスト上昇、設備老朽化対策、労働者不足といった課題に対応し、事業基盤をさらに強化する
  • "差別化できる価値を持つ事業"へとさらに進化・発展させるために、社会・生活を支える製品群の価値を高める
  • DXによる業務変革、人材育成・技術継承による生産性向上、共創による資源循環型新製品の開発加速が重点施策
  • 市況耐性の高い事業構造をさらに強化し、グループ全体の成長戦略を支える基盤安定収益事業としての役割をより明確にしていく
2026年の計画
重点施策:構造改革を具体化するフェーズへと移行
2026年は、中東情勢悪化に伴う原燃料調達コスト上昇に対し、安定調達と適切な価格転嫁により収益基盤を維持・強化していきます。同時に、ISCC PLUS認証 AN(アクリロニトリル)を、繊維・樹脂向けのサーキュラー原料として市場展開し、環境価値・安定供給・価格競争力を武器にプレミアム市場を創出します。また、ドライバー不足や傭船老朽化問題をタイムリーに解決して物流インフラの整備を進めます。さらに、将来の成長の柱となる新しい技術・製品の開発を着実に推進するとともに、安全を最優先とした職場環境づくりを進め、持続的な成長を支えます。これらを通じ、短期的な成果と中長期的な価値創出の両立を図っていきます。

社会を変える具体例:使用済みプラスチックおよび繊維の都市型資源循環事業モデル "CirculaC"

レゾナックは、2003年に使用済みプラスチックのガス化ケミカルリサイクルを開始し、20年超の安定稼働実績を積み上げました。2025年に資源循環型モデル"CirculaC"(サーキュラック)を立ち上げ、「仲間づくり」を進めています。例えば、繊維。当社が生産するアンモニア・アクリロニトリルを原料としたアクリル繊維が衣料となり、使用済みの衣料を当社のガス化ケミカルリサイクルでアンモニアへと再生します。あるいは、農業用プラスチック。畑に敷くシートやビニールハウスで使用したプラスチックからアンモニアと二酸化炭素を生産し、アンモニアは肥料に、二酸化炭素は植物育成に活用することで循環させます。レゾナックはお客さま・サプライヤー・地域社会と連携しながら、社会インフラを支える素材のあり方を変えていきます。社会に先駆けて、サーキュラーエコノミーへの移行をリードします。

サステナビリティと事業:サステナビリティは構造改革と収益力強化のトリガー

川崎事業所は1930年に設立し、アンモニア(NH₃)生産(H2と空気中のN2を原料に合成)を開始しました。水の電気分解による水素製造から始まり、社会の要請に先駆けて事業を発展・強化させるために、固体化石原料、石油、近隣企業で発生する副生ガス(オフガス)、使用済みプラスチック(都市油田*)へと水素原料の転換を重ねてきました。レゾナックとしての第二の創業を経て、川崎事業所設立100年となる2030年には、水素原料を使用済みプラスチックと繊維由来100%にすることを目指しています。この取り組みが高く評価され、2025年度グリーン・サステイナブル ケミストリー賞(GSC賞)「環境大臣賞」を受賞しました。川崎事業所は今後も、レゾナックの価値創造を支える基盤安定収益事業であり、信頼の源泉であり続けます。

 

化学品事業 TOPICS 2026

「第25回GSC賞 環境大臣賞」を受賞

岐阜大学キャンパス内に、アンモニア・水素を利用した 国内トップレベルのゼロカーボンエネルギー実証拠点を開設

ロッテ、レゾナック 使用済み容器包装プラスチックのガス化ケミカルリサイクルを、 2025年10月より開始

プラスチックのケミカルリサイクルによる低炭素アンモニア事業拡大を決定