レゾナックナウ

第2回:大切なことは水上で学んだ。キャリアの原点は「好奇心」。

2026年02月10日

 

社長も部長も先輩も、新人だった日々がある。 あなたや私と似た悩みを感じていたこともある。チャレンジする環境を大事にしているレゾナックで、さまざまな経験や出会いを通して、壁を乗り越えてきた人々の過去を紐解く連載企画「リーダーのナナメ横顔」。

二人目のリーダーは、半導体・戦略のプロフェッショナルとして多様な業界を経験してきたレゾナック・ホールディングスCSO/CRO(最高戦略責任者/最高リスク管理責任者)、真岡朋光(まおか ともみつ)。誰もが悩むキャリアのターニングポイントにおいて何を大切にし、どう決断してきたのか。最初のきっかけは、あるスポーツだった。

年間300日合宿!ボートにささげた大学生活

半導体メーカー、PCメーカー、そして化学メーカーと業界を渡り歩いてきた真岡だが、最初のキャリアに選んだのは戦略コンサルティングファームだった。東京大学工学部航空宇宙工学科に在籍していた真岡。同期の就職先は重工メーカーが多く、真岡自身も漠然とメーカーへの就職を考えていた。

 一方で、彼にとって大学時代の中心は学業ではなく「ボート競技」だった。体育会ボート部に所属し、現役最終年度には主将を務めるほどに没頭。ボート競技には2つの環境的制約がある。

1.水上でなければ練習できないこと

2.集団競技であること

よって、合宿しての練習が基本だった。なんと年間300日以上は他県の合宿所に泊まり込み練習する日々を送っていたため、東京のキャンパスに通学した思い出はほとんどないという。 

いわゆる「模範的学生」ではなかったのかもしれないが、ボートという集団競技を通じて得た経験は真岡のキャリア選択に大きな影響を与えた。主将として、「組織やチームとしてパフォーマンスを発揮して勝っていくためには、どのようなマネージメントが必要か」という悩みが常に頭にあった。その課題意識がマッチし興味を抱いたのが、当時偶然広告を目にした戦略コンサルティング業界だったと振り返る。

キャリアプランは「なし」。興味に忠実に進んだ道!

「5年後、10年後のキャリアプランについて聞かれることがよくありますが、実はこれまで一度も答えたことがないんです」

 戦略コンサルタントとしてスタートした後、ハイテク技術への関心を背景にメーカー業界へ転職し、その後は半導体業界で20年以上にわたり多様な役割を担い、中国での駐在も経験しながら、間近で産業の栄枯盛衰を味わってきた。「日本のエレクトロニクス産業の転換点といえる案件になんとしてもジョインしたい」という強烈な想いに突き動かされ転職を決断したこともある。

 真岡にとってキャリア選択の基準は明快だ。「興味や好奇心に忠実であること」。どんなに待遇が良くても、やりたいことが実現できる環境でなければ意味がない。そんな思いを胸に、「自分が本当にやりたいことは何か」「それができる場所はどこか」という問いを常に自分自身に投げかけながらキャリアを選んできた。 

レゾナックの経営への参画もまたこの考えに基づいている。彼が共鳴したのは、CEO髙橋の「日本の技術を武器に、世界で通用する会社をつくる」というビジョンだった。その志を胸に、現在はCSO/CROとして経営企画やリスクマネジメント戦略に取り組み、レゾナックの競争力強化に貢献している。

 真岡はこう締めくくる。 

「多かれ少なかれ皆さんもそうだと思いますが、これまでの人生を振り返って、5年後10年後の自分がどうなっているかという予想なんて当たった試しがありません。だから、自分はそれを考えることに重きを置いていないんです。それよりも大事なのは、5年前や10年前の自分に、今の自分がやっていることを胸を張って伝えられるかどうか。私にとってそれが大切な基準です」

 

※本記事は、当社公式note(RESONAC(レゾナック)|note)に掲載した内容を再編集したものです。記載内容には公開当時の情報が含まれるため、現状と異なる可能性がある点をご承知おきください。

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