夢とケンカを売っています
2023年11月22日
第一回目は「夢とケンカを売っています」。髙橋は一体誰に、なぜ夢とケンカを売っているのか。裏側に隠されたホンネを紐解きます。
2023年1月に昭和電工と昭和電工マテリアルズ(旧・日立化成)が統合して生まれたレゾナック。本連載「社長・タカハシ 本音のホンネ」では、代表取締役社長・髙橋秀仁の歯に衣着せぬ発言の裏にある「本音のホンネ」をご紹介します。
タカハシの本音の「ホンネ」は?
「髙橋さんって普段何をやっているんですか?」
「夢とケンカを売っています」
日本には優秀な人材も数多くいるのに、なぜ世界で勝てなくなってしまったのか、なぜ日本の一人あたりGDPはシンガポールの半分に過ぎないのか。髙橋が率先して「化学の力で社会を変えたい」と思う背景には、そんな日本の現状に対する怒りと反省があります。
日本の停滞が続くなかで、レゾナックを日本発のグローバルカンパニーとして世界トップクラスの機能性化学メーカーへと成長させ、業界や企業の常識を変えていきたいという想いを持っています。
そして、成長に必要なのが「変革」。「やること、やり方、やる人を変えずに、今日より明日が良くなることはない」と髙橋は言います。今回の統合では、この3つすべてを変えて進めており、髙橋はこれを「第二の創業」と呼んでいます。
ここで言う「夢」とは、投資家の方々へ向けて。
髙橋の変革によって、「5年後・10年後にレゾナックはこんな素晴らしい会社になる」という企業価値の向上、未来のビジョンを届けようとしています。
「ケンカ」は、経営を真剣に考えない日本の経営者に。
「日本経済が衰退しているにもかかわらず、多くの経営者が自分たちだけは大丈夫だとのんきに経営をしている」と語る髙橋。
保守的な考えをやめる、会社の歴史にもこだわらない、正しいことはなんでもあり。そして、正しいと思えることをやり続けるために忖度はしない。そうして、伝統企業をリヴァイブし、ベンチャーマインドを浸透させていくと言います。
描いている10年後のレゾナックのイメージに辿り着くまで、歩みを止めない。今回、紹介した「夢とケンカを売っています」という言葉の裏側には、そんな「ホンネ」が隠されています。
髙橋の口から、次はどんな言葉が飛び出すのでしょうか?
動画でより詳しく!
動画は以下のPIVOTの動画を転載したものです。
- 【夢と喧嘩を売っている】レゾナック社長 髙橋秀仁が目指す日本型合理主義経営/GE出身社長が進めるスピード改革/飲み会をあなどるなかれ/26,000人のベンチャー企業を創る ※PIVOTのYouTubeチャンネルが開きます。
髙橋秀仁プロフィール
1962年、東京都出身。三菱銀行(現・三菱UFJ銀行)、日本ゼネラル・エレクトリックなどを経て、2015年に昭和電工入社。常務執行役員などを経て、22年1月に社長就任。23年1月レゾナック・ホールディングス発足に伴い現職。
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